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こんばんは、皆さん、植田です。
低開発国の推進力と、先進国の推進力の違いはなにか。
戦後の日本は一国にしてこの問題に直面しています。
終戦から80年代末のバブルまでは、低開発国型の成長。
以後、先進国型の推進力が必要になっています。
現在の中国は、低開発国型の成長です。
官僚が主導しようが、共産党が主導しようが、国民の全体が、先進国並みの生活水準を求めている時、国内に大きな需要が生まれます。あとはいかに生産を効率的・効果的にするか、です。
それに対し、先進国の場合は、基本的には日常の生活需要は成長というより、水平線です。
その中でいかに需要と供給を増大させていくか。
イノベーションとなります。
イノベーションが枯渇すると、サブプライムローンのように、無理やりに需要を作り出します。
これらの基本にあるのは何か。
西洋先進国の場合は、推進力は個々人の自己利益を求める欲求でした。アダム・スミスが国富論で定式した通りです。
日本人の場合は、個人としての欲望は、仏教の「脱欲」のせいか、アダム・スミス式の推進力は忌避されました。それゆえに官僚主導になった、とも言えます。不比等戦略以外の、仏教思想による官僚主導の後押しです。
民主党が「脱官僚」したあと日本経済の推進力を探りあぐねているのは、ここに根本的な問題があるだろうと私は思います。
日本人は、「上から」欲望を与えられないと、誰も個人としては推進できない、と。
しかしそれなら、今の、たとえばファーストリテイリングのような企業はなにか、となります。
あるいは楽天とか、オリックスとか、ソフトバンクなどは?
ちょっと前は、ソニーやホンダや京セラなどがそうでした。
日本人にもしっかりと私欲があるではないか、と。
民主党が日本経済を全体としてさらなる経済成長に向かわせるには、推進力を何に求めるか、が一つのポイントでしょう。
すでに存在する企業は、たとえば太陽光とか、自然エネルギーの開発に向かっています。
ブリジストンもF−1からの撤退を決めました。タイヤの提供です。今や時代はスピートから環境開発(環境にやさしい技術開発)の競争に入った、と。
企業としてなら私欲を思う存分発揮できる日本人ですから、民主党は、個人のレベルに裾野を広げるといいでしょう。
しかし、仏教圏の中で私欲を正当化するというのは、並大抵の仕事ではありません。
人間とは何か、という基本的な洞察が求められます。
子供の教育費の支援、学費無料化政策もいいですが、そもそもその財源をつくり出すのは社会全体の富であり、それは経済の成長です。
具体的な政策と、基本的な経済成長の推進の動力の問題と、両方を押さえていく必要があります。
今の日本が直面しているのは低開発国から先進国型の経済に脱皮する問題です。
自然理性人になる絶好のチャンスです。
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