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ノーベル賞学者たちが行政刷新会議に怒り心頭!!

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月26日(木)19時02分58秒
編集済
   こんばんは、皆さん、植田です。

 ノーベル賞学者たちが怒っています。
 益川氏が言うには、「科学のことを何も知らない若い女性が、なんで無駄と判断できるのか」

 夕方のテレビニュースでした。フジテレビ系列です。
 自分のCP対称性の破れを検証したつくば市にある高速加速器の建設費用は国からの資金でした。
 その費用を勝手に削るな、と。

 さて、皆さんは、どちらを応援しますか。
 益川氏か、行政刷新会議か。

 しかし、私には実にすばらしい光景です。
 ついに行政刷新会議が日本のノーベル賞学者たちを引っ張り出してきました。

 昼のテレ朝の番組には、江崎玲於奈氏が出ていました。
 行政刷新会議がスーパーコンピュータの予算の削除を決定したためです。

 しかし、そこは江崎氏、こう述べました。
 「スーパー・コンピュータで一番の性能を作るか、二番でいいかということなどは、ばかばかしい問題だ。それよりも、日本人の能力を高めてほしい。
 私はつくば大学の学長をやったことがあるが、当時、日本には世界1のスーパーコンピュータがあった。しかし、こんなものはすぐに新しいものが出てくる。それよりも重要なのは、人間の能力だ。日本はこれが遅れている。」

 江崎氏のこの発言は70年代からずっと続けられています。
 やはりアメリカでの研究体験があるからでしょう。

 では、なぜ日本の研究機関、あるいは教育機関はアメリカに比べて見劣りがするのか。
 なぜでしょうね?
 と、今では、首をひねる必要はなくなりました。
 私たちの答えでは、律令理性のせいである、で決まりです。
 日本人の一人一人に自発性を与えよ、です。
 幼稚園の段階から。

 昨晩のフジテレビニュースで報じていましたが、大学生が就活で企業の面接担当者と向き合ったとき、問われたことに対して「整理した話」ができないとのこと。話したい内容は誰もがすぐに思いつくのに、それを人にわかるようにすぐに言葉にできない症候群がある、とのことです。
 これは、要は、プレゼンテーションの教科がないだけの話です。
 その教科がないということは、日本の学校教育はプレゼンの必要をまったく感じていなかったということです。それが律令理性です。

 一方、どこかの幼稚園では、「なぜなら」という日本語を常に自分の話の中に入れる教育を始めたとか。先に結論を口にして、「なぜなら」と続ける訓練を幼稚園の時から始めた、と。
 番組のゲストにお茶の水大学の女性の教授が出ていましたが、その人が言うには、「でも、日本では、そんなことをしたら、『あいつはどうもへ理屈っぽいやつだ』と見なされる風潮がいまでもあります。こういうところから、私たち大人も変わっていく必要があります』」と解説していました。
 これもまた律令理性の問題です。

 日本問題は、どんな事柄であれ、すべて根っこにあるのは律令理性の問題です。
 どんどん退治してしまいましょう。

 幼稚園から「なぜなら」と日常会話の中に入れましょう。
 ノーベル賞学者が何と言おうと、今は、行政刷新会議をやれ、です。
 一時的に研究が後退するようなことがあっても、事態が改善されればーすなわち、「天下り」に代表される官僚主導による予算立案が終われば、それこそ江崎氏が文科省予算を立案するようになってもいいじゃありませんか。もっとも、もうこの人は「名誉」の称号がふさわしい年齢になっていますが。

 膿を出す作業は、一時後退を免れません。
 しかし、膿を出さないことには将来の展望も開けません。

 今は、我慢です。
 新しい時代の生みの我慢の時期です。
 

「校長の7割はマネジメントができない」 by 藤原和博

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月26日(木)11時14分13秒
編集済
  こんにちは、皆さん、植田です。

 行政刷新会議の話題です。
 昨晩、夕方のテレビニュースを見ていたところ、文科省の事業仕訳のところを報道していました。
 民間(リクルート)から中学校長になった藤原氏が刷新会議のメンバーのようで、彼の発言がテレビに流れました。

 「中学の校長の7割はマネジメント能力がない。」

 一緒に見ていた息子が、すかさず聞きました。
 「マネジメントって何?」
 「マネジメントか? 経営管理のことだな。」と私が答えると、
 「それは言えてる。うちの校長がその通りだ。いてもいなくてもいい人だって、みんな、言ってる。」
 「えっ、そうなのか」

 というわけで、行政刷新会議は現役の中学生にまで共感を得るようになりました。
 教育システムは、要するに、国の律令システムの下請けシステムです。
 このシステムがいかに個々の学校の管理職の自発性をむしばんでいるか、藤原氏が自分で校長を体験したことから認知しました。
 今後、広く人々に知れ渡るでしょう。

 学校教育の問題のエッセンスは、律令システムの下請けシステムであることをやめろ、です。
 しかし、それには、各学校の長、学校を支える自治体が、日本国憲法通りに主権者になる必要があります。教育主権者です。

 本日は、いよいよ米軍の駐留経費が仕分けされます。
 これは防衛庁にまかせてくれ、とか、これだけは事業仕訳で判断するようなものじゃない、という声が出ているようですが、鳩山首相によれば、こういう問題こそ、一度、国民の目の前で行われるべきだ、とのことです。
 実にナイスです。
 

最初に頭を上げたのは誰か、アダムか、タレスか

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月25日(水)16時39分5秒
  こんにちは、皆さん、植田です。

 次の話題で書きました。Sサイトです。

古代バビロニア人の格言=「健康な人が普通の歩調で歩くと、
          364日と4分1日で人間は地球を一周でき、同時に、その期間
          で太陽も地球を一周する」
 

行政刷新会議と、益川敏英氏のノーベル賞

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月25日(水)11時37分36秒
編集済
  こんにちは、皆さん、植田です。

 思考方法の問題は重大です。
 ひとつの決まった形が設定されると、人々はその型に従って物事を進めていきます。

 そのようにして、従来の日本では、官僚が国家予算を決定していました。
 それに対して、今年、「脱官僚」をマニフェストに掲げる民主党が政権を取ったことで、今、行政刷新会議が進んでいます。先週に引き続いて今週もはじまりました。
 http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/live.html

 今は、官僚主導から政治家主導への移行期です。
 移行が始まったばかりです。
 官僚たちが、会議のメンバーたちの質問に対して、必至になって予算計上の理由を説明しています。
 実に気持ちの良い光景です。

 これが政権交代前の時代では、普通の日本人は、「どうせ我々が何を言っても仕方がない」という思考方法でした。
 今は、「私たちが何かを提案すれば、政治が動く」という時代に入りました。

 この場合の思考方法とは、誰が政策立案・決定の主導権を取り、進めるか、です。
 律令システムでは官僚がそうすることに決まっていました。
 デモクラシーでは、有権者が選んだ政治家が主導権を握っています。

 自民党時代も、したがって政治家主導になる機会はずっとあったのに、なぜこの政党はそうしなかったのか、不思議です。今後、解明されるべき問題です。
 なぜ自分で主導権を握れるのに、そうしなかったのか、という問題です。
 利権の問題があったのか。
 やはり、不比等戦略に洗脳されていたのか。つまり、いかに日本国憲法で国民主権の時代になったとはいえ、この国の主導者は官僚である、と自民党議員たちは考えていたのか。
 いかなる理由であれ、事実は、自民党が政権を取っていた時代は、官僚主導の時代でした。

 で、話は、益川英俊氏の「私の履歴書」。
 今月の後半になって、いよいよノーベル賞を受賞した理論が話題になっています。
 私は非常に楽しみにして毎日拝見しているのですが、今のところ、著書で述べられている以上のことはありません。まあ、当たり前のことでしょうが、やはり、そういうところか、という感じです。

 で、拝見しつつ思うことは、ポール・ディラックが陽電子を発見したときのいきさつによく似ているなあ、ということです。ディラックの信念では、新理論を発見する最善の手法は数学の式を立てることでした。
 益川氏も自分で理論を立てるにあたって、同じことを述べています。

 「CP対称性の破れを説明するモデルを考える、私と小林誠君の作業が始まった。私は数学が得意でいろいろなテクニックを知っているものだから、・・。」日経新聞2009.11.21

 このようにして数学を基本にして素粒子は6つあると両人は考えました。
 これを論文に書いたのが1973年でした。
 あとは、他の人が実験で理論を検証するのを待つだけでした。
 その間、益川氏はクラッシック音楽を聴いて、「堕落していた」といいます。

 「トップクォークの確認で、我々の予言通りクォーク6種類が確定した。しかし話はそれで終わらない。6つのクォークを前提に、われわれが示した形で、CP対称性の破れが起きているかどうかが確かめられなければならない。
 これはつくば市にある高エネルギー加速器研究機構と、米国のスタンフォード加速器センターがほぼ同時に成功した。BファクトリーというB中間子を大量に作れる大型装置を使い、CP対称性の破れを発見したのが2001年。CP対称性の破れの大きさが精密に測定されたのが02年のことである。
 CP対称性の破れの大きさは、我々の予言とよく一致しており、その正しさは明らかだった。これは素粒子論の基本理論である標準理論が確認されたことも意味した。
 小林・益川理論が世に認められていった過程は以上のようなものだ。私自身は、理論の検証にはたいした役割を果たしていない。私は論文を書き上げたあとはこの仕事から離れていた。ただ理論が一歩一歩と検証される様子を、我が子の成長を見守るように頼もしい思いで見つめていた。」2009.11.25

ディラックの場合も陽電子の存在を検証したのはディラックではなく、アンダーソンという科学者でした。だったかな。
 アインシュタインの相対性理論をー光は大きな重力場では曲がるーという仮説を実証したのは、イギリスの実験隊でした。

 なぜそのようなことが可能なのか。
 この作業の原型は、ガリレオの落体の法則です。
 真空中では、羽毛と鉛板は同じ速さで落ちるとガリレオが予言しました。ガリレオの時代には真空をつくり出す装置がありませんでした。
 しかし、ガリレオは数式を使ってそれを予言しました。

 「自然界は数学の言葉で書かれている。」ガリレオ

 この思考方法は、明治以後、日本人の律令理性を難なく突破しました。
 日本人の自然理性は、ここで、今や、自然科学の面からも、政権交代の面からも、戴冠式を迎えています。
 

日本人が洋学と接した頃、洋学では学問観の転換が起きていた

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月25日(水)09時10分52秒
  おはようございます、皆さん、植田です。

 次の話題で書きました。Sサイトです。

近代力学とドイツ観念論の分離、そして現代世界をつくった精神
 

ヘーゲルの「歴史哲学」が現代世界をつくった

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月25日(水)08時32分23秒
  おはようございます、皆さん、植田です。

 次の話題で書きました。Sサイトです。

「歴史の終わり」という発想はいかにして可能か
 

普通の人が、地元の公共事業の無駄の事業仕訳をする時代が来た

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月25日(水)07時55分15秒
編集済
  おはようございます、皆さん、植田です。

 朝のフジテレビの番組を見ていたら、「あなたの地方の無駄な公共事業と思われるものは?」と募集したところ、続々と反応が届いたということです。
 国会で行われている事業仕訳にあやかって、テレビ局でそれを地方版でやってみたわけでした。

 出てきたのは、たとえば風車による電力発電施設。
 「一日に二回そこを通るのですが、いままでに動いているのを見たのは一回だけ」。無駄ではないか。
 で、テレビ局が調査したところ、発電量が事前(施設の建設前)の予想の半分にも満たないという結果が出ました。

 それから、日本の人口の比率でちょうど半分になるところにある記念館。東西の人口比率の中間点です。
 そしたら、施設ができてから人口移動で比率が変わり、中間点が施設の場所からずれてしまったとのこと。無駄。

 それから、作られたばかりの自転車道。自動車道路の脇に自転車レーンを作ったところ、実際に通行するのは自動車ばかりという現状。無駄。

 こういう無駄の実例が次々に紹介されていました。
 いやあ、実にいいですねえ。
 これが、政権交代革命です。
 普通の人たちが、自分の意欲によって住環境を形成できると考えることができるようになったこと。
 番組の中で実年の人が出てきましたが、「今までは、こういう公共施設は絶対に撤去できないものと思っていた。」と述べていました。「しかし、税金ですからねえ。」

 いいですねえ。
 そうです、政権交代の意味は、具体的な無駄を指摘することもさることながら、そのように、普通の人が、日本国憲法にあるように、この国の主権者であることを確認することでした。
 今までは、それができなかったので、代わりに、不比等・律令システムの中での主権者である官僚が、デモクラシー政体の中での主権者に代わって、無駄な施設をどんどん作っていただけでした。

 というわけで、思想が変わるだけで、日本人の行動様式は、ガラッと変わります。
 で、今、実際に変わった後の時代に入りました。
 始まったばかりです。

 これからの日本は面白いです。
 

エンタープライズの精神と、数学の言葉

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月24日(火)20時52分55秒
  こんばんは、皆さん、植田です。

 次の話題で書きました。Sサイトです。

益川俊英氏は、なぜ日本語だけでノーベル賞の研究ができたか
 

科学の威力(善)と欠陥(悪)

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月24日(火)16時16分13秒
  こんにちは、皆さん、植田です。

 次の話題で書きました。Sサイトです。

「科学」は「学問」か
 

「科学」登場以前の学問とは何だったか

 投稿者:ウエダ  投稿日:2009年11月24日(火)15時36分2秒
  こんにちは、皆さん、植田です。

 次の話題で書きました。Sサイトです。

ドイツ語では科学が登場する以前も以後も、「学問」は「Wissenschaft」
          なので、科学以前と以後の違いが見えなくなる
 

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