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こんにちは、皆さん、植田です。
相変わらず、リチャード・コシミズの動画を見ています。
昨晩は、台湾での講演を拝見しました。
2012.10.7_01/07 リチャード・コシミズ台北講演会
コシミズ氏の分析の中で、今回面白いと思ったのは、WW2終了後の中国での蒋介石と毛沢東の中国国家の覇権掌握を賭けた対決です。国民党軍と共産党軍の対決。
この対決は、イデオロギーをめぐるものではなく、純粋に戦術的な問題ですが、コシミズ氏によると、歴史書的によく引き合いに出される蒋介石の戦術のまずさは、むしろ蒋介石の意図的なものだったのではないか、ということです。
蒋介石は、大都市を重点点に押さえたが、その中間を無視してしまい、結果的に、兵站線を共産党軍に握られ、孤立してしまった。そして、大都市も物資に不足するようになり、国民党は共産党軍に降伏した、と。
そして、蒋介石は、台湾に逃げました。
コシミズ氏は、この一連の蒋介石の戦術は、意図的に行われたものではなかったか、と分析してみせました。
では、なにゆえに?
トルーマンが、すでに、戦後の世界は、米ソの対決という冷戦構造で行く、と決めたから。そして、中国は、ソビエト陣営につかせる、と。
だから蒋介石は、このユダヤ人大統領のトルーマンの世界戦略に乗るしかなかった、と。
ここでコシミズ氏が興味深い提案をしました。
では、蒋介石は、なぜそれでよかったのか?
答えは、彼は「客家」だったから。
では、客家なら、なぜよいのか?
コシミズ氏いわく、「誰か、客家とは何か」と研究してみてくれませんか?
もう一つ話題を書きたいのですが、あとにします。
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