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幕末維新とは何だったか?

 投稿者:ウエダ  投稿日:2015年 3月 1日(日)15時11分44秒
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  こんにちは、皆さん、植田です。

 昨晩、リチャード・コシミズさんの高知講演を拝見しました。
 2013.4.13_01/08 リチャード・コシミズ高知講演会

 「テーマ:
龍馬、竜馬とうるさい。竜馬のどこが偉人なんだ?」
 https://www.youtube.com/watch?v=Ot0xqaiidI0&list=PLPg7hSdi4rU7MbUXVU-MbLutj1m8AQI5j

 坂本竜馬の偉大さ、面白さを戦後の日本人に印象付けたのは、司馬遼太郎でしたが、今では、そのイメージの転換作業が、いろいろな人によって行われています。
 たとえば、いわくー「すでに徳川慶喜が、大政奉還をしたのに、それをなぜ竜馬はわざわざ無視して、幕府と薩長の戦争に持って行ったのか?」
 いわく、「竜馬の業績といえば、グラバーから銃を買って、長州に与えたことくらいだ。その銃の料金を出したのは、竜馬のアイデアで、薩摩藩だったとしても。」

 で、結論的には、要するに、竜馬は、イギリス人の戦争商人のトマス・グラバーを儲けさせただけではないか。
 これで竜馬のどこがえらいのか?

 まあ、とにかく、当時の竜馬がかかわった幕末の状況をピンポイントで抜き出せば、以上のように竜馬を批判することができますが、私は、それはちょっと司馬遼太郎が築いた竜馬像を批判するのに早急するように感じます。

 たとえば、確かに徳川慶喜は大政奉還をしましたが、しかし、彼に、押し寄せる欧米からの開国圧力に対処し、開国した場合の、日本国のあるべき姿の青写真があったか?
 慶喜は、単に、幕府の延命を考えていただけではないのか? 欧米列強を前にして、薩長と戦って、日本国の国力を削ることを避けた、というより?

 一方、『竜馬が行く』にはっきりと出ていたと思いますが、大政奉還を無視したのは、竜馬ではなく、西郷隆盛でした。「これでは、新しい政権ができても、おれたちは、権力を握れない。また、徳川と同列になるだけだ」と。
 この西郷の意見に、長州が乗りました。長州藩の幕末とは、関が原の延長でした。ということは、倒幕は、長州藩の最大の目的でした。関が原の合戦のリベンジでした。だから、鳥羽伏見が必要であり、戊辰戦争が必要でした。
 だから、薩長は、軍事的に幕府軍を上回る武器が必要でした。それを提供したのが、グラバーでした。

 以上は、日本史固有の歴史に、外国人の武器商人が協力した、という物語です。
 昨今の竜馬像の転換は、ここを見ないで、グラバーの背後には、ロスチャイルドがいた、という物語になります。

 そして、このロスチャイルドの日本介入は、すでにペリー来航の時点で起きていた、とコシミズさんが説明します。
 「私が幕末史を書くとしたら、ジョン・万次郎に最も多くのページ数をさく」と。
 万次郎は、アメリカに滞在しているとき、すでにウォーレン・デラノの接触を受けていた。デラノは、当時、中国で麻薬密売で大富豪になったアメリカ人で、その孫が、フランクリン・デラノ・ルーズベルト。で、このデラノは、ユダヤ人だった。アメリカで教育を受けた万次郎は、ユダヤの役に立つように、その後、日本に送り返された。」

 送り返された後、ペリーが来航します。
 ペリーは、何をしたか?
 徳川幕府の富の収奪、でした。
 徳川幕府時代に国内に流通していた金貨と銀貨と、海外のそれらの金と銀の含有率の差を利用して、アメリカは大儲け、と。
 ウィキペディアから。

 「幕末の通貨問題(ばくまつのつうかもんだい)とは、日米和親条約締結後に決められた日本貨幣と海外貨幣の交換比率に関する問題。日本と諸外国の金銀交換比率が異なったため、日本から大量の金が流出した。」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%95%E6%9C%AB%E3%81%AE%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%95%8F%E9%A1%8C

 コシミズさんが言います、

 「いいですか、今、私が日本人で最初の説を述べます。皆さんは、歴史的瞬間に立ち会ったことに、あとでわかるでしょう。
 アメリカでは、1861年に南北戦争が始まります。北軍の指導者は、エイブラハム・リンカーンです。エイブラハムとは、アブラハムのことであり、アブラムのことであり、ユダヤ人です。では、北軍に軍資金を提供したのは誰か?
 日本からペリーとタウンゼント・ハリスが持ち帰った金だった。いいですか、リンカーンの北軍を勝たせたのは、日本の金だった、というのが南北戦争の秘密です。」

 そこで、幕末とは何だったかを整理すると、とリチャード・コシミズさんが言います、
 1 アメリカによる日本の金の略奪。
 2 グラバーによる武器商売による大儲け。
 このどちらの背後にいたのも、ロスチャイルド。
 日本は、ユダヤ金融に利用されただけだった、と。


 以上は、リチャード・コシミズさんの説です。
 さて、私か見るところ、幕末には、もう一つの物語があります。
 ペリーは、「国家主権」の近代の国際政治体制を持ってきたことです。
 当時の日本人でこのことに気がついた人は、ほとんどいませんでした。わずかに、福沢諭吉くらいでした。
 あとになって、これを丸山真男が「国家理性」の問題として論文に発表しました。

 今も、この問題の存在に気がついている日本人が、どれだけいることか?
 戦後日本の対米従属の問題を解決するには、ユダヤ金融だけでは、不十分です。
 日本人の主体性の問題が、最優先です。
 
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